ふら・す【降らす】
[動サ五(四)]降るようにする。「台風が大雨を—・す」
ふり【降り】
雨や雪の降ること。また、その程度。「ひどい—になる」「吹き—」
ふり‐あか・す【降り明かす】
[動サ四]夜明けまで降り続く。「夜一夜—・しつる雨の、今朝はやみて」〈枕・一三〇〉
ふり‐かか・る【降(り)掛(か)る/降(り)懸(か)る】
[動ラ五(四)] 1 雨などが上から落ちてきて、かかる。「花びらが—・る」 2 よくないことが身の上に起こる。身に及ぶ。「災難が—・る」
ふり‐くら・す【降(り)暮(ら)す】
[動サ五(四)]雨や雪が、日暮れまで降りつづく。「午後は綿雪片々飄々、終日間断なく—・す」〈蘆花・自然と人生〉
ふり‐こ・む【降(り)込む】
[動マ五(四)]雨や雪が家の中へ入り込む。「閉め忘れた窓から雨が—・む」
ふり‐こ・める【降り籠める】
[動マ下一][文]ふりこ・む[マ下二]雨や雪がしきりに降って、外出できないようにする。「一日中、雨に—・められた」
ふり‐しき・る【降り頻る】
[動ラ五(四)]雨や雪などが絶え間なく降る。盛んに降る。「雪が—・る」
ふり‐し・む【降り染む】
[動マ下二]降ってしみ通る。じめじめと降る。「寒き雨は枯野の原に—・めて山松風の音だにもせず」〈風雅・冬〉
ふり‐すさ・ぶ【降り荒ぶ】
[動バ五(四)]激しく降る。ふりすさむ。「横なぐりの雨が—・ぶ」