かた‐かた【片方】
１ かたいっぽう。かたほう。「雨を—の手に持った傘で防(よ)けつつ」〈漱石・道草〉 ２ かたすみ。かたわら。「—へ行きて、装束着て」〈宇治拾遺・五〉
かた‐しぐれ【片時雨】
空の一方では時雨が降りながら、一方では晴れていること。《季 冬》
かた‐つむり【蝸牛】
《「かたつぶり」の音変化》腹足綱有肺亜綱に属する陸生の巻き貝のうち、大形のものの総称。殻は螺旋(らせん)形で右巻きが多く、殻から頭や胴の一部を出して移動。頭に二対の触角を備え、長いほうの先端に目...
かた‐ひいき【片贔屓】
《「かたびいき」とも》一方だけをひいきにすること。えこひいき。片引き。「疾(と)き遅き花にや雨の—」〈毛吹草・五〉
カタビ‐こくりつこうえん【カタビ国立公園】
《Katavi National Park》タンザニア西部にある国立公園。タンガニーカ湖とルクワ湖の間に位置する。雨季にはカツマ川沿いに沼地が広がり、多くの水鳥が訪れる。乾季には水場の面積が狭く...
カタ‐ビーチ【Kata Beach】
タイ南部、マレー半島西岸のプーケット島の海岸保養地。北のカタヤイビーチと南のカタノイビーチの二つに分かれ、沖合約300メートルにプー島が浮かぶ。欧米風のホテル、レストランが集まる。各種マリンスポ...
かた‐ぶり【偏降り／片降り】
雨降りばかりが続くこと。⇔偏照(かたで)り。
かたみ‐の‐くも【形見の雲】
空にかかっている火葬の煙。「なき人の—やしをるらむ夕べの雨に色は見えねど」〈新古今・哀傷〉
かた‐や【片屋】
雨水が一方に多く流れ落ちるようにつくった屋根。片屋造り。
かっ‐こ
《「からころ」という音から》下駄をいう幼児語。「紅緒(べにお)の—も緒が切れた」〈白秋・雨〉
