むら‐ち・る【斑散る】
[動ラ四]まばらに散る。「風吹けば空に—・る雲よりもうきて恋する人はまされり」〈忠岑集〉
むら‐むら【群群/叢叢】
[副] 1 そこここまだらに群がっているさま。「彼方此方に—と立ち駢(なら)ぶ老松奇檜(きかい)は」〈二葉亭・浮雲〉 2 群れをなして移動したり集まったりするさま。「雉子鳩が、神代に島の湧いたよ...
めいごうおうらい【明衡往来】
平安後期の往来物。2巻または3巻。藤原明衡(ふじわらのあきひら)著。成立年未詳。漢文で書かれた男子用の書簡文例集。現存の往来物では最古。雲州消息。雲州往来。
めいじはんしんでん【明治叛臣伝】
田岡嶺雲による明治維新期の史伝。福島事件・加波山事件・名古屋事件など、急進的な自由党員による武装蜂起事件を扱う。明治42年(1909)刊行。
メコン‐ちいき【メコン地域】
メコン川流域の地域。主に、ベトナム・カンボジア・タイ・ミャンマー・ラオスの5か国のこと。中国雲南省を含める場合もある。
メシエ‐カタログ【Messier catalog】
フランスの天文学者メシエが1781年に作った、星雲と星団の最初の目録。103個記載され、その後に7個追加された。その登録番号はメシエ番号として現在も使われ、頭文字のMをつけて表す。メシエ星表(せ...
メシエ‐てんたい【メシエ天体】
フランスの天文学者シャルル=メシエが作成した星雲・星団の目録、メシエカタログに記載された天体。頭文字のMと登録番号で表され、現在も使われる。代表的なものに蟹星雲(M1)、アンドロメダ銀河(M31...
メソサイクロン【mesocyclone】
直径数キロメートルから10キロメートル程度の小規模な低気圧で、渦状の構造をもつもの。スーパーセルなどの巨大な積乱雲の中で発生する竜巻に関わりがあると考えられている。
め‐の‐した【目の下】
1 目の下の部分。「—の傷」 2 見下ろした所。眼下。「—に広がる雲海」 3 魚の目から尾までの長さ。魚の大きさをはかるときの基準とする。「—一尺のタイ」
目(め)をそばだ・てる
「目を側(そば)める」に同じ。「気に喰わぬ事が有れば—・てて疾視(にらみ)付ける事も有り」〈二葉亭・浮雲〉