ふるい‐つ・く【震い付く】
[動カ五(四)] 1 感情をおさえることができないで、思わず抱きつく。「何時見てもあの女は、何だかこう水際立った、—・きたいような風をしている」〈芥川・好色〉 2 寒さや病気などのために身体がふ...
ふる・う【震う】
[動ワ五(ハ四)]《「振るう」と同語源》 1 寒さや恐怖でからだが小きざみに動く。ふるえる。「—・う声で詰問しはじめた」〈鴎外・魚玄機〉 2 揺れ動く。震動する。「地の—・ひ家のやぶるる音、雷...
ふるえ【震え】
ふるえること。特に、寒さや恐怖のためにふるえること。「—がとまらない」「—がくる」
ふるえ‐あが・る【震え上(が)る】
[動ラ五(四)]寒さや恐怖のためにひどくふるえる。極度の寒さや恐怖を感じる。「市民を—・らせた惨劇」
ふるえ‐おん【震え音】
⇒顫動音(せんどうおん)
ふるえ‐ごえ【震え声】
小刻みにふるえる声。「—で歌う」
ふる・える【震える】
[動ア下一][文]ふる・ふ[ハ下二] 1 細かく揺れ動く。震動する。「地震で窓ガラスが—・える」 2 寒さや激しい感情のために、からだが小刻みに動く。「恐ろしさに膝が—・える」「雨にずぶぬれにな...
ふるえるした【震える舌】
三木卓の小説。破傷風にかかった少女を描く。昭和50年(1975)刊行。野村芳太郎監督による映画化作品もある。
ふるわ・す【震わす】
[動サ五(四)]「震わせる」に同じ。「肩を—・して泣く」 [動サ下二]「ふるわせる」の文語形。
ふるわ・せる【震わせる】
[動サ下一][文]ふるは・す[サ下二]小刻みに揺り動かす。震動を与える。ふるわす。「怒りに声を—・せる」「爆音が窓を—・せる」