まよ・う【迷う/紕う】
[動ワ五(ハ四)]《7が原義で、のちに「まど(惑)う」と混同された》 1 まぎれて、進むべき道や方向がわからなくなる。「山中で道に—・う」 2 どうしたらよいか決断がつかない。「進学か就職かで—...
みしま‐うし【見島牛】
山口県萩市見島で飼育される日本古来の小型牛。毛色は黒褐色で雌雄とも角がある。体高約1〜1.2メートル、体重約250〜320キログラム。性質は温順。室町時代に農耕・運搬用の役牛として利用されていた...
みず‐しも【水霜】
晩秋に、露が凍ってなかば霜になったもの。露霜。《季 秋》
みな‐の‐わた【蜷の腸】
[枕]「か黒し」にかかる。かかり方未詳。蜷の腸が黒いところからとも、焼いた肉が黒いところからともいう。「—か黒き髪に何時(いつ)の間か霜の降りけむ」〈万・八〇四〉
みなみのかぜ【南の風】
霜多正次の長編小説。昭和57年(1982)刊。
むぎ‐ふみ【麦踏み】
早春に麦の芽を足で踏みつける作業。霜柱を防いで根張りをよくし、また、麦が伸びすぎないようにするために行う。《季 春》「歩み来し人—をはじめけり/素十」
むすぼお・る【結ぼほる】
[動ラ下二]「むすぼれる」に同じ。「ほのめかす風につけても下荻のなかばは霜に—・れつつ」〈源・夕顔〉
む‐ひょう【霧氷】
気温が氷点下のとき、樹木や地物に、空気中の水蒸気や過冷却の水滴が吹きつけられて昇華または凍結してできる氷。生じ方により樹霜・樹氷・粗氷に分けられる。《季 冬》
メランジュ【(フランス)mélange】
1 さまざまな種類や大きさの岩塊や礫(れき)が、泥岩などに混在する地質体。ふつう、2万5千分の1程度の縮尺の地質図に表される大きさのものをさす。日本列島の付加体でよくみられる。メランジェ。 2 ...
もきちしゅうか【茂吉秀歌】
塚本邦雄による斎藤茂吉の歌論。全5巻。いずれも茂吉の作品から100首をとりあげて、評釈をつけたもの。第1巻の「『赤光』百首」は昭和52年(1977)刊行、最終巻の「『霜』『小園』『白き山』『つき...