せき‐む【夕霧】
夕方にかかる霧。ゆうぎり。
ぜんせん‐ぎり【前線霧】
前線に沿って暖気と寒気とが混合してできる霧。
なげき‐の‐きり【嘆きの霧】
ため息をつくときに出る息。嘆きの深いことを霧にたとえていう。「沖つ風いたく吹きせば吾妹子が—に飽かましものを」〈万・三六一六〉
にほんのくろいきり【日本の黒い霧】
松本清張によるルポルタージュ。雑誌「文芸春秋」に昭和35年(1960)1月号から12月号まで連載。下山事件、帝銀事件など、戦後の日本で起きた未解決事件の真相を推理する。単行本は昭和35年(196...
のう‐の‐きり【脳の霧】
判断力・思考力・集中力が低下し、ぼんやりとして、頭の中に霧がかかったように感じられる状態。医学上、厳密な定義はない。倦怠感をともなう場合がある。ブレーンフォグ。
のう‐む【濃霧】
濃くたちこめた霧。気象観測では見通しのきく範囲が200メートル以下をいう。《季 秋》
はつあき‐ぎり【初秋霧】
初秋のころに立つ霧。
ひょう‐む【氷霧】
「こおりぎり」に同じ。
ふくしゃ‐ぎり【輻射霧】
⇒放射霧
ほうしゃ‐ぎり【放射霧】
夜間の放射冷却によって地表に接する空気が冷却されてできる霧。風の弱い、よく晴れた日の早朝に発生しやすい。輻射霧。