し‐かい【視界】
1 目で見通すことのできる範囲。視野。「濃霧で—がきかない」 2 考えや知識の範囲。「将来を—に入れた発言」
しげ‐き【繁木】
生い茂った木。「霧りふたがりて、道も見えぬ—の中を分け給ふに」〈源・橋姫〉
し‐さい【四塞】
1 四方を山河で囲まれている要害の地。しそく。 2 四方をとりまくこと。しそく。「諸邦大霧—す」〈村田文夫・西洋聞見録〉
したため【認め】
1 整理すること。処理。「人の死にたりけるに、その後の—など為させむとて」〈今昔・二七・二三〉 2 準備すること。支度。「今宵しもあらじと思ひつる事どもの—、いと程なくきはぎはしきを」〈源・夕霧...
しつ‐む【湿霧】
地上の物がしっとりとぬれるほどの大きな水滴からなる霧。⇔乾霧(かんむ)。
しと・る【湿る】
[動ラ五(四)]しっとりとぬれる。しめりけを含む。しめる。「夜霧に—・った娘の浴衣の袂(たもと)の中に」〈風葉・五反歩〉
しま‐がく・る【島隠る】
[動ラ四]島のかげに隠れる。また、島のかげに退避する。「わたつみの沖つ白波立ち来らし海人娘子(をとめ)ども—・る見ゆ」〈万・三五九七〉 [動ラ下二]に同じ。「ほのぼのと明石の浦の朝霧に—・...
しゅっ‐と
[副](スル) 1 物を勢いよく、すばやくこする音。また、そのさま。「マッチを—する」 2 霧状の液体を吹きかける音。また、そのさま。「除菌スプレーを—かける」 3 (多く「しゅっとした」の形で...
しゆう【蚩尤】
中国の伝説上の人物。黄帝と戦い、濃霧を起こして苦しめたが、指南車を作って方位を測定した黄帝に涿鹿(たくろく)で敗れたという。
しょう【兄鷹】
《小(しょう)の意か》雄のタカ。雄よりも大きい雌のタカを弟鷹(だい)というのに対する。「物怖ぢしたる鳥の—やうの物のやうなるは」〈源・夕霧〉