あられ‐そば【霰蕎麦】
細かく刻んだ貝柱と海苔(のり)をのせた、かけそば。
あられ‐どうふ【霰豆腐】
賽(さい)の目に切った豆腐。また、それを油でさっと揚げたもの。
あられ‐ばい【霰灰】
茶の湯で、あられのようにつぶつぶに作った灰。炉の蒔灰(まきばい)に使う。
あられ‐ふり【霰降り】
[枕]あられの降る音がかしましい意、また、その音を「きしきし」「とほとほ」と聞くところから、地名の「鹿島(かしま)」「杵島(きしみ)」「遠江(とほつあふみ)」にかかる。「—鹿島の崎を波高み」〈万...
あられ‐ぼし【霰星】
兜(かぶと)・茶釜・鉄瓶などの外側に一面に鋳出した、細かな突起。
あられ‐まつばら【霰松原/安良礼松原】
大阪市住之江区安立(あんりゅう)付近にあった松原。「あらら松原」の変化したものか。[歌枕]「霰打つ—住吉(すみのえ)の弟日娘(おとひをとめ)と見れど飽かぬかも」〈万・六五〉
あられ‐もち【霰餅】
のし餅を賽(さい)の目に切って干したもの。煎(い)って醤油・塩・砂糖などで味をつけて食べる。《季 冬》
あられ‐もん【霰文】
細かい正方形を縦横に連続させた文様。
さん【霰】
[音]サン(慣) セン(呉)(漢) [訓]あられ あられ。「霰弾(さんだん)/急霰(きゅうさん)」
さん‐せき【霰石】
あられいし。