はな‐の‐ふぼ【花の父母】
《草木を潤し養うところから》雨や露のこと。「草木は雨露の恵み、養ひえては—たり」〈謡・熊野〉
はね‐かくし【隠翅虫/羽隠虫】
甲虫目ハネカクシ科の昆虫の総称。体長5〜30ミリ。体は扁平で細長い。前翅(まえばね)は非常に短く、後ろ翅はその下に小さく畳み込まれ、腹部の後方が露出している。幼虫・成虫とも昆虫や腐肉を食べ、アリ...
はまり【塡まり/嵌まり】
1 はまること。ぴったりおさまること。また、あてはまること。「ほぞの—がよくない」「—ぐあい」 2 分別をなくして失敗すること。特に、女性の色香に迷って失敗すること。また、そのための失費。「女郎...
波紋(はもん)を投(とう)・じる
事を起こす。反響を呼ぶ問題を提起する。波紋を投げる。「暴露記事が—・じる」 [補説]「一石を投じる」との混同から生まれた言い方か。
はらい【払い】
1 代金・料金などを払うこと。「—がたまる」 2 品物を売り払うこと。「蔵—大売り出し」 3 取り除くこと。「露—」「厄介—」「暑気—」
はらみ【孕み/妊み】
1 はらむこと。〈和英語林集成〉 2 ふくらんでいること。ふくらみ。「—が何寸凹(くぼ)みが何分と」〈露伴・五重塔〉
はり‐ころ・す【張(り)殺す】
[動サ五(四)]殴り殺す。「じたばたすれば—・すぞ」〈露伴・五重塔〉
はる‐こ【春子】
《「はるご」とも》 1 春に生まれた、動物の子。〈日葡〉 2 ショウロ・シイタケなどの、春に発生したもの。《季 春》「松露の—を取るなど」〈浮・五人女・一〉
はん‐おし【半押し】
《half push》カメラのシャッターボタンを完全に押し切らず、半分ほど押すこと。 [補説]オートフォーカスやAE(自動露出調節)を搭載するカメラの場合、シャッターボタンが2段階になっており、...
はん‐か【半可】
[名・形動] 1 未熟なこと。中途半端なこと。また、そのさま。なまはんか。「—を言う」「汝(そなた)までに我実情(じつ)なき—と見られては」〈露伴・寝耳鉄砲〉 2 「半可通(はんかつう)」の略。...