むし‐く・う【虫食う】
[動ワ五(ハ四)]「むしばむ」に同じ。「阿娑縛抄(あさばしょう)の三十巻ばかり—・い余せるを尋ね出し」〈露伴・新浦島〉
むす・ぶ【結ぶ】
[動バ五(四)] 1 ひもなど、細長いものを組んでつなぐ。また、結び目をつくる。「髪を—・ぶ」「包帯を—・ぶ」 2 手の指をからませるなどして形をつくる。 ㋐(ふつう「掬ぶ」と書く)手のひらを組...
むすぼ・れる【結ぼれる】
[動ラ下一][文]むすぼ・る[ラ下二] 1 結ばれて解けにくくなる。「糸の—・れたように」〈中勘助・鳥の物語〉 2 水分などが凝固・凝結する。「夫人の長い睫毛(まつげ)の先に幾粒かの露の玉が—・...
む‐たまがわ【六玉川】
古歌に詠まれた6か所の玉川の総称。→玉川 題材をにとり、また歌詞に織り込んだ邦楽曲の題名または通称。 ㋐箏曲(そうきょく)。組歌。江戸中期、三橋検校作曲。 ㋑富本節。本名題「草枕露の玉歌和...
む‐もん【無文】
1 衣服などに文様がないこと。無地。⇔有文(うもん)。 2 和歌・連歌・俳諧で、表現が平淡なこと。また、そのような歌や句。⇔有文。「—なる歌のさはさはと詠みて」〈毎月抄〉 3 能楽で、平淡な中に...
む‐やく【無益】
[名・形動]「むえき(無益)」に同じ。「取次いでも—なれば」〈露伴・五重塔〉
むやく‐し・い【無益しい】
[形][文]むやく・し[シク]くやしい。腹立たしい。「あはは—・い、五十男の…爺様に好う思われたとて」〈露伴・椀久物語〉
むら‐がらす【群烏/群鴉】
群れをなしているカラス。「—塒(ねぐら)に帰る頃となれば」〈露伴・五重塔〉
めい【命】
[音]メイ(漢) ミョウ(ミャウ)(呉) [訓]いのち みこと [学習漢字]3年 〈メイ〉 1 いのち。「命脈/延命・懸命・身命・人命・生命・絶命・存命・短命・致命・長命・余命・落命・露命」 ...
めいじさんじゅうしちはちねん‐せんえき【明治三十七八年戦役】
日露戦争の異称。