げん‐ぜん【泫然】
[ト・タル][文][形動タリ]涙がはらはらとこぼれるさま。さめざめと泣くさま。「二人相持して—として泣きしが」〈露伴・運命〉
こい‐の‐やま【恋の山】
恋にまどう心を、踏みこんで惑う山路にたとえた語。「—繁き小笹(をざさ)の露分けていりそむるよりぬるる袖かな」〈新勅撰・恋一〉
こうかい‐の‐かいせん【黄海の海戦】
日清戦争中の明治27年(1894)9月、日本連合艦隊が黄海で、清国北洋艦隊を破った戦い。
日露戦争中の明治37年(1904)8月、日本連合艦隊が黄海で、旅順港を脱出しようとしたロシア艦隊を破...
こう‐ざま【格狭間/香狭間】
壇の羽目や台・露盤などの側面に彫り込んだ刳形(くりかた)の装飾。牙象(げじょう)。眼象(げんじょう)。
こう‐じょう【口上/口状】
1 口頭で申し述べること。また、その内容。「あいさつの—を聞く」「逃げ—」 2 口のきき方。ものいい。 3 歌舞伎などの興行物で、出演者または劇場の代表者が、観客に対して舞台から述べるあいさつ。...
こう‐せい【高声】
[名・形動]高く大きな声。こうしょう。「眼を開いて歩けと—に罵(ののし)られ」〈露伴・いさなとり〉
こう‐せき【講席】
1 講義が行われる場所。講義の席。 2 詩歌を披露する席。
こう‐ぜん【恍然】
[ト・タル][文][形動タリ]心を奪われてうっとりするさま。「吾を忘れて—と机によりかかりし折しも」〈露伴・露団々〉
こうそう‐てんきず【高層天気図】
高層の大気の状態を示す天気図。現在は等圧面天気図が主体で、特定の等圧面の高度・気温・露点・風向・風速などが記入されている。
こうそくど‐しゃしん【高速度写真】
高速で運動あるいは変化する対象を、1000分の1秒以下のきわめて短時間の露光によって撮影する写真。光源にストロボなどの瞬間発光を使う。