あお‐ばな【青花】
1 ツユクサの別名。 2 ツユクサの花弁からとった染料。
あおばな‐がみ【青花紙】
ツユクサの花の青い絞り汁をしみこませた和紙。すぐ脱色できることから、友禅・描(か)き更紗(さらさ)・絞り染めなどの下絵描きに用いる。藍紙(あいがみ)。藍花紙。縹紙(はなだがみ)。
あおば‐はごろも【青翅羽衣】
半翅(はんし)目アオバハゴロモ科の昆虫。前翅は淡緑色、後ろ翅は乳白色。広葉樹の樹液を吸う。幼虫は白色の蝋(ろう)物質を分泌し、「しらこばば」とよばれる。
あお‐ば・む【青ばむ】
[動マ五(四)]青みを帯びる。青みがかる。「草木が—・む」「野山が—・む」
あおば‐もの【青葉者/白歯者】
雑兵(ぞうひょう)。歩卒。こっぱ武者。また、具足を着けたことのない中間・小者の類。「—を一人討っては槍先に血をつけ」〈甲陽軍鑑・二四〉
あおば‐やま【青葉山】
京都府舞鶴市と福井県高浜町との境にある山。標高693メートル。西国三十三所第29番札所の松尾寺がある。丹後富士。 仙台市にある小丘。青葉城跡がある。
あお‐ひげ【青髯】
1 濃いひげをそったあと。 2 歌舞伎で、敵役などの顔の化粧法。もみあげからあごにかけて青黛(せいたい)を塗ってひげをそったあとのように見せるもの。 [補説]書名別項。→青髯
あおひげ【青髯】
《原題、(フランス)Barbe-Bleue》17世紀フランスの詩人シャルル=ペローの童話。また、その主人公。六人の妻を次々に殺す青ひげの男。
あおひげこうのしろ【青ひげ公の城】
《原題、(ハンガリー)A kékszakállú herceg vára》バルトーク作曲のハンガリー語によるオペラ。全1幕。1918年初演。台本はバラージュ=ベーラ。ペローの童話「青髯」などに描...
あおひげのしろにて【青ひげの城にて】
《原題In Bluebeard's Castle》スタイナーの評論。1971年刊。 T=S=エリオット記念講演を活字化したもの。