ふじたきねん‐ていえん【藤田記念庭園】
青森県弘前市にある庭園。大正8年(1919)完成。弘前出身の実業家、藤田謙一によってつくられた。東北では平泉の毛越寺庭園に次ぐ広さを有する。
ふ‐せん【布銭】
古代中国で使われた鋤(すき)の形を模した青銅貨幣。刀銭に先行して使用された。春秋戦国時代に韓・魏・趙で鋳造された。布貨。布幣。布。
ふた‐あい【二藍】
1 紅(くれない)と藍とを重ねて染めた青みのある紫色。二つ色。 2 襲(かさね)の色目の名。表裏とも二藍、または表は赤みがかった濃い縹(はなだ)色で、裏は縹色。二藍襲(ふたあいがさね)。
ふだ‐おさめ【札納め】
1 年末に、その年のお札を社寺に返納すること。また、そのお札を集めて焼く行事。おさめふだ。《季 冬》「大香炉火を噴きにけり—/青邨」 2 巡礼などが、神社・仏閣などに参詣したしるしとしてお札を納...
ふ‐どう【不動】
1 動かないこと。「—の姿勢をとる」 2 他の力によって動かされないこと。ゆるぎないこと。「—の信念」 3 「不動明王(みょうおう)」の略。 4 歌舞伎の隈取(くまど)りの一。不動明王に扮(ふん...
フフホト【呼和浩特】
《青い都市の意》中国、内モンゴル自治区中部にある区都。16世紀にアルタン=ハンによって築かれた帰化と、清の乾隆帝によって築かれた綏遠(すいえん)の新旧2城からなり、帰綏(きすい)と呼ばれた。毛織...
フベントゥド‐とう【フベントゥド島】
《Isla de la Juventud》キューバ西部の南にあるカリブ海上の島。本土の沖合約50キロメートルに位置する。旧称ピノス島。現名称はスペイン語で「青年の島」を意味し、友好国からの留学生...
ふみ‐ちら・す【踏(み)散らす】
[動サ五(四)] 1 足で踏んで物を散らかす。踏み荒らす。「草花を—・す」 2 袴(はかま)や指貫(さしぬき)などの裾を左右に蹴り広げる。「青鈍の指貫など、—・してゐためり」〈枕・三三〉
ふみ‐ぬ・ぐ【踏(み)脱ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「ふみぬく」》踏みつけて、くつや衣服などを脱ぐ。また、布団などを足でけってはぐ。「—・いでいた布団を、又領元(えりもと)まで引き寄せて」〈鴎外・青年〉
フュウザン‐かい【フュウザン会】
《(フランス)fusainは木炭・木炭画の意》大正元年(1912)高村光太郎・岸田劉生・万(よろず)鉄五郎らが結成した美術家集団。後期印象派・フォービスムを信奉した最初のグループで翌年には解散し...