か‐ぞくおん【下属音】
西洋音階で、主音の5度下の音。主音・属音とともに調を支配する重要な音。例えば、ハ長調・ハ短調ではヘ音。サブドミナント。
かぞく‐わおん【下属和音】
音楽で、下属音を最低音とした三和音。
かちょう‐おん【可聴音】
人間の耳に聞こえる音。およそ20〜2万ヘルツの周波数の音波。
かねのね【鐘の音】
狂言。主人に金(かね)の値(ね)を聞きに鎌倉へ遣わされた太郎冠者が、鐘の音と早合点し、寺々を回って聞いた鐘の音を報告してしかられる。
から‐ごえ【漢音】
漢音(かんおん)のこと。呉音(ごおん)を倭音(やまとごえ)というのに対していう。
かり‐が‐ね【雁が音/雁金/雁】
1 ガンの鳴く声。また、ガンの別名。《季 秋》 2 ガンを図案化した紋所の名。 3 カモ科の鳥。全長約60センチ。全体に暗褐色で、足は橙黄色、額が白く、目の周囲が黄色。ユーラシア北部で繁殖し、日...
かわ‐おと【川音】
川の水の流れる音。かわと。
かわ‐と【川音】
《「かわおと」の音変化》川の水音。「—きく涙に浮かぶ悲しさに」〈成尋母集〉
かん‐おん【幹音】
音楽で、嬰(えい)記号や変記号などによる半音の変化を受けていない音。ハ調長音階の各音で、ピアノなどの白鍵(はっけん)の音にあたる。自然音。
かん‐おん【漢音】
日本における漢字音の一。平安時代の初めごろまでに、遣唐使・留学僧などにより伝えられた、唐の首都長安の北方標準音に基づくもの。呉音・唐音などに対していう。