いい‐かけ【言(い)掛け】
1 話し始めて、途中でやめること。言いさし。「—のまま席を立つ」 2 言いがかりをつけること。「人の憂に付けこみて、身勝手なる—せんとは」〈鴎外・舞姫〉 3 なぞなぞの問いかけの言葉。解答を「こ...
いい‐かよ・う【言ひ通ふ】
[動ハ四]言葉を交わす。音信を通じる。「かく人疎き御癖なれば、睦ましくも—・ひたまはず」〈源・蓬生〉
いい‐くる・める【言い包める】
[動マ下一][文]いひくる・む[マ下二]《「いいくろめる」の音変化》言葉巧みに相手を信用させてだます。口先でまるめこむ。「まんまと—・められた」「黒を白と—・める」
いいっ‐ぱなし【言いっ放し】
《「いいはなし」の音変化》言いたいことだけを言うこと。言うだけでそのままになっていること。言い捨て。「反対意見を—のまま、あとは知らん顔をしている」
いい‐にく・い【言い難い】
[形][文]いひにく・し[ク] 1 口に出すことがためらわれる。言いづらい。「—・いことだが、あえて言おう」 2 発音しにくい。「—・い台詞(せりふ)」
イェスペルセン【Jens Otto Harry Jespersen】
[1860〜1943]デンマークの言語学者・英語学者。音声学・英文法などに業績がある。1928年、国際補助語ノビアル(Novial)を考案した。著「近代英文法」「文法の原理」「言語、その本質・発...
いえ‐とうじ【家刀自】
「いえとじ」の音変化。「疎き人にしあらざりければ、—杯ささせて」〈伊勢・四四〉
いえ‐の‐げい【家の芸】
ある家に代々伝えられてきた由緒ある技芸。主に歌舞伎についていう。お家芸。「一子相伝の—」「音羽屋の—」
いえ‐もと【家元】
技芸の道で、その流派の本家として正統を受け継ぎ、流派を統率する家筋。また、その当主。室町時代に始まり、江戸時代に諸芸道の発展とともに、能楽・狂言・舞踊・音曲・香道・茶道・華道・武道などについて多...
いおう【硫黄】
酸素族元素の一。単体は無臭の黄色結晶。温泉や火山帯に産する。水には溶けない。斜方硫黄・単斜硫黄などの同素体がある。空気中で熱すると青い炎をあげて燃え、悪臭のある二酸化硫黄(亜硫酸ガス)を生じる。...