どよ‐めき【響き】
どよめくこと。また、その音。「—が起こる」
どよ‐め・く【響く】
[動カ五(四)] 1 音が鳴りひびく。とどろきひびく。「雷鳴が—・き渡る」 2 ざわざわと騒ぐ。「新記録に場内が—・く」 3 ゆれうごく。動揺する。「心が—・く」
どよも・す【響もす】
[動サ五(四)]《古くは「とよもす」》声や音をひびかせる。鳴りひびかせる。「その声は瀬を—・して響いていた」〈梶井・交尾〉
ひびか・す【響かす】
[動サ五(四)]「響かせる」に同じ。「バットが快音を—・す」 [動サ下二]「ひびかせる」の文語形。
ひびか・せる【響かせる】
[動サ下一][文]ひびか・す[サ下二] 1 音・声が響くようにする。「爆音を—・せる」 2 世間に広く知れ渡らせる。「名声を—・せる」
ひびき【響き】
1 音が広がり伝わること。また、その音。「心地よい室内楽の—」 2 ものに反射して聞こえる音や声。反響。「壁面にはね返る—」 3 余韻。残響。また、耳に受ける音や声の感じ。「鐘の—」「優しい—の...
ひびき‐いし【響き石】
⇒鸚鵡石(おうむいし)1
ひびきといかり【響きと怒り】
《原題The Sound and the Fury》フォークナーの小説。1929年刊。米国南部の架空の郡を舞台に、かつては特権階級だった一家の没落を描く。
ひびき‐なだ【響灘】
福岡県の北東方、山口県の西方の海域。西は玄界灘に続く。冬季は季節風が強く吹く。[歌枕]
響(ひび)きの声(こえ)に応(おう)ずるが如(ごと)し
非常に早く応答や反応があることのたとえ。