ごぎょう‐せつ【五行説】
中国古代の学説で、自然も人間・社会も、木・火・土・金・水の五つの元素の一定の循環法則に従って変化するという説。木・火・土・金・水の各元素が順々に次の元素を生み出してゆくとする五行相生(そうせい)...
ご‐こう【五綱】
仏語。日蓮宗の教判。教(経典の教え)・機(教えを受ける人の素質)・時・国・序(教えの順序)の五つ。五綱の教判。五知判。五義。
ごさん【御傘】
江戸初期の俳諧式目書。10冊。松永貞徳著。慶安4年(1651)刊。俳諧用語をいろは順に整理し、指し合い・去り嫌い・句数(くかず)を説いたもの。俳諧御傘。おからかさ。ぎょさん。
ごしち‐ちょう【五七調】
和歌・韻文・詩などで、5音句・7音句の順に繰り返す形式。また、それによって生じる韻律。短歌では第2句・第4句で切れるもの。万葉集に多い。→七五調
ごじゅうおん‐じゅん【五十音順】
五十音図の仮名の順序に従って配列すること。また、その順序。あいうえお順。
ご‐じゅん【語順】
文や句の中における語の配列の位置・順序。語序。
ご‐じょ【語序】
文や句を構成する語の配列される位置・順序。語順。
ごせんわかしゅう【後撰和歌集】
平安中期の勅撰和歌集。八代集の第二。20巻。天暦5年(951)、村上天皇の命により、大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)・清原元輔(きよはらのもとすけ)・源順(みなもとのしたごう)・紀時文・坂上...
ごばん‐だて【五番立て】
能の正式な上演形式で、脇能(神能)・修羅能・鬘(かずら)能・雑能(物狂い能など)・切能(きりのう)(鬼畜能)の順に五番の能およびそれに見合う狂言を上演すること。現在はほとんど行われない。
ごふう‐じゅうう【五風十雨】
《5日に一度風が吹き、10日に一度雨が降る意》 1 天気が順調で、農作のために都合がよいこと。 2 世の中が安泰であること。