そう‐りょう【総領/惣領】
1 家名を継ぐべき人。家の相続人。跡取り。 2 いちばん初めに生まれた子。長男または長女。 3 律令制以前、重要な国に置かれ、近隣数か国の政務を監督した職。すべおさ。 4 中世、武士の族的結合の...
ぞく‐りょう【属領】
本国に付属した領土。属領地。
たい‐りょう【大領】
《「だいりょう」とも》 1 律令制で、郡司の長官。こおりのみやつこ。おおきみやつこ。 2 大国の領主。「天が下を掌握し、四海に羽打つ—なれど」〈浄・三日太平記〉
たり‐くび【垂領/垂頸】
襟(えり)を肩から胸の左右に垂らし、引き合わせて着用すること。直垂(ひたたれ)・素襖(すおう)などの方領(ほうりょう)はこの形式。水干(すいかん)は盤領(まるえり)であるが、鎌倉時代のころから襟...
た‐りょう【他領】
他国の領地。他人の領分。
だい‐とうりょう【大統領】
1 共和制国家の元首。国民の直接選挙または議会での選挙などによって選出される。米国などのように行政府の首長として強い権限をもつ国もあれば、形式的存在の国もある。 2 芝居に出演している役者などに...
ちょうこうどう‐りょう【長講堂領】
後白河法皇の持仏堂である長講堂に付属した所領。多いときには荘園100か所以上に及び、法皇の皇女宣陽門院を経て後深草上皇に譲渡され、以後持明院統の経済的基礎となった。
つくし‐そうりょう【筑紫総領】
律令制以前、九州地方を管轄した官。のちの大宰帥(だざいのそち)にあたる。
てん‐りょう【天領】
1 天皇・朝廷直轄の領地。 2 江戸幕府直轄の領地。幕府の経済的基盤をなすもので、重要地には奉行・郡代・代官を置いた。幕領。
とう‐りょう【統領】
[名](スル)集団をまとめおさめること。また、その人。「洞門の開鑿を、—して居ると云えば」〈菊池寛・恩讐の彼方に〉