あやめ‐かずら【菖蒲鬘】
中古、ショウブで作った、頭につける飾り。端午の節会(せちえ)に、邪気を払うものとして、男性は冠につけ、女性は髪にさした。しょうぶかずら。
あゆいしょう【脚結抄】
江戸後期の国語文法書。富士谷成章(ふじたになりあきら)著。5巻6冊。安永7年(1778)刊。単語を品詞に分類し、そのうちの助詞・助動詞・接尾語などについて研究したもの。→挿頭抄(かざししょう)
あら【新】
[接頭]名詞に付いて、新しい、という意を表す。「—所帯」「—盆」
あら【現】
[接頭]名詞に付いて、目に見える形をもつ、現にこの世に存在する、の意を表す。「—人神(あらひとがみ)」「—神(あらがみ)」
あら【荒/粗】
[名] 1 魚などの肉のよい部分を除いた残りの骨や頭。「ブリの—」 2 米のぬか。また、もみ。 3 人の言動や作品のよくないところ。おちど。欠点。「—を探す」
[接頭]名詞に付く。 1 細か...
アラカジュー【Aracaju】
ブラジル北東部、セルジッペ州の州都。古くから製糖業が盛んで、20世紀初頭に計画都市として整備された。近年は沖合の海底油田の採掘が進められている。アラカジュ。
あら‐ぎり【粗切り/荒切り】
1 粗く大ざっぱに切ること。また、切ったもの。 2 戦陣で、先頭の兵士が敵を切りたてながら進むこと。「いでいで武蔵—せん、跡をばこなせ若武者ども」〈幸若・高館〉 3 粗く刻んだタバコ。特に、安永...
アラゴン‐じょう【アラゴン城】
《Castello Aragonese》 イタリア南部、プーリア州の都市タラントにある城。東ローマ帝国支配下の10世紀初頭、サラセン人とベネチア共和国の攻撃を防ぐために築かれた要塞に起源する。...
あらしま‐だけ【荒島岳】
福井県東部にある山。標高1523メートル。大野盆地南東部の火山岩からなる円錐状の火山で、山容の美しさから大野富士と呼ばれる。北東麓に九頭竜(くずりゅう)峡がある。山頂に荒島神社があり、山岳信仰の...
アラタ‐たい【アラタ体】
《(ラテン)corpora allata》昆虫の頭部にある内分泌器官。脱皮のほか、多くの生理現象を支配するアラタ体ホルモンを分泌する。