あき‐ぐみ【秋茱萸】
グミ科の落葉低木。高さ約3メートル。葉は銀白色の鱗片(りんぺん)で覆われる。初夏に黄色の花をつける。実は秋に赤く熟し、食用。《季 秋》
おい‐くずお・る【老い頽る】
[動ラ下二]年をとってよぼよぼになる。老いぼれる。「色好みの—・れたる」〈枕・一六三〉
おもい‐くずお・る【思ひ頽る】
[動ラ下二]気落ちする。落胆する。「山がつになりて、いたう—・れ侍りし年ごろの後」〈源・朝顔〉
くず‐お・る【頽る】
[動ラ下二]「くずおれる」の文語形。
くず‐お・れる【頽れる】
[動ラ下一][文]くづほ・る[ラ下二] 1 《「おれる」を「折れる」の意に解して》気力が抜けて、その場に崩れるようにして倒れたり、座り込んだりする。「悲しみのあまりその場に—・れる」 2 気落ち...
ぐみ【茱萸/胡頽子】
グミ科グミ属の植物の総称。ナワシログミ・ナツグミ・アキグミ・トウグミ・ツルグミなど。全体に星状の鱗片(りんぺん)または毛がある。実は熟すと赤くなり、食べられる。《季 秋》
ぐみ‐ざけ【茱萸酒/胡頽子酒】
熟したグミの実を干し、汁を搾り取ってつくった果実酒。《季 秋》
ぐみ‐ぶくろ【茱萸袋/胡頽子袋】
グミを入れた袋。昔、重陽(ちょうよう)の節句に、邪気を払うために身につけたり御帳にかけたりした。茱萸嚢(しゅゆのう)。《季 秋》
けい‐たい【傾頽】
建物・組織などがかたむきくずれること。
こたい‐し【胡頽子】
ナワシログミのこと。