アルス‐ノバ【(ラテン)ars nova】
《新技法、新芸術の意》 フランスのフィリップ=ド=ビトリ著の音楽理論書。新しい記譜法体系を提唱した。 14世紀フランス音楽に現れた新しい傾向。また、その音楽の総称。の題名に由来する。広義に...
アレグロ‐バルバロ【(イタリア)Allegro barbaro】
バルトークのピアノ曲。1911年作曲。ハンガリーやルーマニアの民謡に着想を得た初期の代表作の一。題名は「野蛮なアレグロ」を意味する。
あんじょうけのぶとうかい【安城家の舞踏会】
吉村公三郎監督・原作、新藤兼人脚色による映画の題名。昭和22年(1947)公開。名門華族の没落を描く。出演、原節子、滝沢修、森雅之ほか。第21回キネマ旬報ベストテンの日本映画ベストワン作品。
アンバルワリア【Ambarvalia】
西脇順三郎の日本語での第1詩集。昭和8年(1933)刊。2部構成。題名はラテン語で、古代ローマの豊穣の祭りの名称から。昭和22年(1947)に、全面的な改作・改稿を施した詩集「あむばるわりあ」を...
アンファン‐テリブル【(フランス)enfant terrible】
《おそるべき子供たちの意で、コクトーの小説の題名から》子供ゆえの無邪気さと残忍性とで大人を恐れさせるような、早熟な子供のこと。
アーサーおうのし【アーサー王の死】
《原題、(フランス)Le Morte d'Arthur》マロリーによる長編の散文物語。アーサー王伝説の集大成とされる作品で、作者の死後1485年に発表。執筆時の題名は「アーサー王と高貴なる円卓の...
いきたい【生きたい】
新藤兼人監督・原作・脚本による映画の題名。平成11年(1999)公開。認知症の父親と娘の暮らしをユーモラスに描きつつ、老いの問題を問う。出演、三国連太郎、大竹しのぶほか。モスクワ国際映画祭最優秀...
いきていてよかった【生きていてよかった】
亀井文夫監督によるドキュメンタリー映画の題名。昭和31年(1956)公開。広島と長崎の原爆被害者たちの姿を追う。
いきる【生きる】
乙川優三郎の時代小説。藩主亡き後、追い腹を禁じられながら生きる武士の苦悩を描く。平成14年(2002)刊行。同年、第127回直木賞受賞。 黒沢明監督・脚本による映画の題名。昭和27年(195...
いしょ【遺書】
河内仙介の小説。昭和16年(1941)刊。翌昭和17年(1942)、成瀬巳喜男監督により「母は死なず」の題名で映画化。