あぎ【腭/顎】
あご(顎)の古名。あぎと。〈和名抄〉
顎(あご)が落(お)・ちる
食物の味の非常によいことのたとえ。ほっぺたが落ちる。 [補説]「顎を外す」と混同して、「大笑いをする」の意で使うのは誤り。
あご‐マスク【顎マスク】
マスク2を下に寄せて顎だけにかけ、口や鼻を露出させた状態。また、そのようなかけ方。マスク本来の機能を果たしていない。
あんこう‐の‐つるしぎり【鮟鱇の吊るし切り】
鮟鱇のおろし方。下顎(したあご)に鉤(かぎ)を通してつるし、口から水を入れておいて、皮をはぎ、肉をそぎ、はらわたを取り、骨を切る。全体にやわらかく、包丁を入れにくいために行う。
インプラント【implant】
《移植の意》臓器が疾病や外傷によって機能を喪失したり欠損したりした場合、その機能を回復させるため生体内に埋め込む器具や材料のこと。特に、顎骨(がっこつ)に人工歯根を埋め込こんで、歯を回復させる治...
インプラントしゅうい‐えん【インプラント周囲炎】
顎骨に埋め込んだインプラントの周囲にプラークが蓄積し、細菌感染による炎症が骨にまで達した状態。天然歯の歯周炎に相当する。 [補説]炎症が骨まで及んでいない場合は、インプラント周囲粘膜炎という。
インプラントしゅうい‐ねんまくえん【インプラント周囲粘膜炎】
顎骨に埋め込んだインプラントの周囲にプラークが蓄積し、粘膜に炎症が生じた状態。→インプラント周囲炎
インプラント‐ちりょう【インプラント治療】
歯の抜けた顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療方式。
うわ‐あご【上顎】
上のほうのあご。あごの上部。じょうがく。⇔下顎(したあご)。
おとがい‐きん【頤筋】
《「オトガイ筋」と書く》表情筋の一つ。下顎骨の側切歯の部分から起こり、オトガイ部の皮膚につく。オトガイ部の皮膚を引き上げ、梅干の種のようなしわをつくる。