こう‐きん【咬筋】
下顎を引き上げて歯をかみ合わせる働きをする筋肉。頰骨弓(きょうこつきゅう)から起こり下顎枝につく。咀嚼筋(そしゃくきん)のうち最も浅層にあり、強い力を発揮する。
こうくう‐げか【口腔外科】
顎骨(がっこつ)・口舌の腫瘍(しゅよう)などの疾患や外傷を扱う外科・歯科の診療科目。→口腔内科
こうくう‐ないか【口腔内科】
口の中・顎・顔面などに生じるさまざまな疾患を薬物療法・理学療法・カウンセリングなどによって治療する、歯科の診療科目。→口腔外科
こうけい‐きん【広頸筋】
前頸部にある薄い膜状の筋肉。下顎骨(かがくこつ)の下縁から上胸部まで広がる。頸部や鎖骨周辺の皮膚を上方に引き上げ、下唇や口角を動かす。
こう‐こうがい【硬口蓋】
口蓋の前方の3分の2を占める部分。粘膜に覆われ、深部に上顎骨(じょうがくこつ)・口蓋骨がある。→軟口蓋
こうこうがい‐おん【硬口蓋音】
音声学で、前舌面と硬口蓋との間で調音される音。[c][ɟ][ɲ]など。顎音(がくおん)。上顎音。
ご‐いん【五音/五韻】
1 (五音)「五声(ごせい)1」に同じ。 2 五十音図の各行の五つの音。ごおん。 3 中国音韻学で、喉音(こうおん)・顎音(がくおん)・舌音(ぜつおん)・歯音(しおん)・唇音(しんおん)の総称。...
さい‐きゅう【鰓弓】
1 魚の鰓(えら)を支える弓状の骨。硬骨魚類では、外側に繊維状の鰓葉、内側に濾過器官の鰓耙(さいは)がつく。 2 脊椎動物の胚発生の過程でできる、数対の弓状の構造物。人の場合、胎児期の初期に一時...
さんさ‐しんけい【三叉神経】
延髄から出て、眼神経・上顎(じょうがく)神経・下顎神経の三つに分かれる神経。第五脳神経で、顔面の知覚、咬筋(こうきん)の運動をつかさどる。
さんさしんけい‐せつ【三叉神経節】
三叉神経の感覚神経の細胞体が集まっている部分。側頭骨の錐体先端部に位置し、眼神経・上顎神経・下顎神経に分岐する。