血相(けっそう)を変(か)・える
顔色を変える。感情が大きく動くさまをいう。「—・えて怒る」
げん‐しょく【言色】
言葉と顔色。「外面を飾り、—を好くするを務めとするは」〈中村訳・西国立志編〉
こう【紅】
くれない。くれない色。べに色。「其顔色青(せい)を含み眼辺に—を帯ぶ」〈織田訳・花柳春話〉
こう‐しょく【紅色】
1 くれない色。べに色。「暗—」 2 顔色の美しいこと。「類なき貴妃の—」〈謡・皇帝〉
心(こころ)内(うち)にあれば色(いろ)外(そと)にあらわる
心の中で思っていることは、自然と顔色や動作などに現れる。思い内にあれば色外に現(あらわ)る。
こころ‐なし【心做し】
(多く、副詞的に用いる。また、「こころなしか」の形でも用いる)心の中でそう思うこと。思いなし。気のせい。「—元気そうだ」「—か顔色がすぐれない」
こつ‐りつ【兀立】
[名](スル) 1 とびぬけて高くそびえていること。「—する高楼」 2 ぼんやりと立っていること。「女愕然として顔色忽ち変し、—して動かざるは恰も石偶人の如し」〈織田訳・花柳春話〉
ごう‐しゅ【強酒/豪酒】
[名・形動]酒に強いこと。また、その人や、そのさま。大酒。「どんなに飲んでも顔色もかえない程の—な倉地が」〈有島・或る女〉
五色(ごしき)主(しゅ)無(な)し
《「淮南子(えなんじ)」精神訓から》恐怖のあまり、顔色がいろいろに変わって定まらない。
さい‐しょく【菜色】
1 青菜のような色。 2 栄養の悪い、青ざめた顔色。「民に—有り」