かお‐じまん【顔自慢】
美貌(びぼう)を誇ること。器量自慢。「吉弥笠(きちやがさ)に四つかはりの絎(く)け紐(ひぼ)を付けて、—に浅く被(かづ)き」〈浮・五人女・三〉
かお‐ずく【顔尽く】
世間に対する信用や体面。また、そういう信用・知名度・威力などにものを言わせること。「お—では貸されませぬ」〈伎・上野初花〉
かお‐ぞろい【顔揃い】
1 集まるべき人がそろうこと。「授業が済んで職員室が—になったところへ」〈啄木・葉書〉 2 知名の人がそろって出席すること。
かお‐だし【顔出し】
[名](スル) 1 訪問すること。また、あいさつに行くこと。「親類の家に—する」 2 会合に出席すること。「ちょっと—してくる」 3 表面に現れること。「お人好しな性格が—する」 4 テレビ番組...
かおだし‐かんばん【顔出し看板】
観光地などにある、等身大の人物を描いて顔の部分をくりぬいた看板。看板の裏側に立って穴から顔を出し、記念撮影などをして楽しむもの。顔はめ看板。
かお‐だち【顔立ち】
顔全体の形。顔のつくり。目鼻立ち。「端正な—」
かお‐だて【顔立て】
1 「顔立ち」に同じ。「—は悪い方でなけれど、痩せて」〈小杉天外・魔風恋風〉 2 体面を保とうとして人と争うこと。「今度から—をすると、遠慮なう剝(む)くぞよ」〈伎・韓人漢文〉
かお‐ちがい【顔違い】
顔つきが以前と変わること。おもがわり。「あなたのお顔が—なすったような気がしたの」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉
かお‐つき【顔付き】
1 顔のようす。顔だち。容貌(ようぼう)。 2 気持ちを表す顔のようす。表情。「物欲しげな—をする」
かお‐つなぎ【顔繋ぎ】
[名](スル) 1 人に忘れられないように、折に触れて訪問すること。 2 間に立って、知らない人同士をひきあわせること。「有力者に—をしてもらう」