かおよ‐ぐさ【顔佳草】
カキツバタまたはシャクヤクの別名。
かお‐よごし【顔汚し】
名誉を傷つけること。また、そのような行為をする人。つらよごし。「此後如何様(いかよう)なる不埒を働いて親類一同の—を為(し)ようも」〈木下尚江・良人の自白〉
かおよ‐ごぜん【顔世御前】
浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」などの登場人物。塩谷判官(えんやはんがん)高貞(たかさだ)の妻。高師直(こうのもろなお)に横恋慕されるが拒絶する。
かお‐よせ【顔寄せ】
1 人々が寄り集まること。会合。 2 芝居で、次回の狂言名題や配役が決まったとき、関係者全員を集めて行われる初めての会合。
かおよ‐どり【顔佳鳥/容佳鳥/貌佳鳥】
「顔鳥」に同じ。《季 春》
かおよ‐ばな【顔佳花/容佳花/貌佳花】
1 カキツバタの別名。かおばな。「—とも申すやらん、あら美しのかきつばたやな」〈謡・杜若〉 2 美人。「三六(さぶろく)の一八、九なる—」〈浄・曽根崎〉
顔(かお)を合(あ)わ・せる
1 顔を向き合わせる。会う。「久方ぶりに—・せる」 2 共演する。 3 競技をしあう組み合わせとなる。「準決勝で—・せる」
顔(かお)を売(う)・る
世間に広く知られようとする。
顔(かお)を貸(か)・す
頼まれて人に会ったり、人前に出たりする。「ちょっと—・してくれ」
顔(かお)を曇(くも)ら・せる
表情を暗くする。