ぐんばい‐ひるがお【軍配昼顔】
ヒルガオ科の蔓性(つるせい)の多年草。暖地の海岸に生え、茎は砂上をはう。葉は軍配うちわに似た形で、厚くつやがある。夏から秋に、紅紫色のらっぱ状の花を開く。
げん‐がん【厳顔】
いかめしい顔。おごそかな顔。君主などの顔にいう。「—に近づかん事、又何(いづ)れの日ぞや」〈保元・下〉
こう‐がん【厚顔】
[名・形動]面の皮のあついこと。恥知らずでずうずうしいこと。また、そのさま。鉄面皮。「—な人」「—無恥」 [派生]こうがんさ[名]
こう‐がん【向顔】
面会。対面。「別当はしかしながら—せざるまでとて」〈曽我・四〉
こう‐がん【紅顔】
年が若く血色のよい顔。「—の美少年」「朝(あした)には—ありて夕べには白骨となる」
こ‐がお【小顔】
(女性の)顔の小さいこと。美人の条件とされる。 [補説]平成9年(1997)前後からの流行。顔(頭部)の小さい方がスタイルがよく見えるからという。比較の問題で基準値などはない。
こころえ‐がお【心得顔】
[名・形動]よく知っているというような顔つき、そぶり。「—に振る舞う」
ことあり‐がお【事有り顔】
[名・形動]何かわけのありそうな顔つき。また、そのさま。「—なひそひそ話」「—で集まっている」
ことしり‐がお【事知り顔】
よく物事を知っているような顔つき。物知り顔。
ことなし‐がお【事成し顔】
その事を成し遂げてみせるといった顔つき。「そらごとする人の、さすがに人の—にて大事請けたる」〈枕・一六四〉