う・く【浮く】
[動カ五(四)] 1 物が底や地面などから離れて水面や空中などに存在する。うかぶ。「からだが海面に—・く」⇔沈む。 2 表面に現れ出る。「赤潮のため魚が大量に—・いた」「肌に脂が—・く」 3 ...
うけ‐と・れる【受(け)取れる】
[動ラ下一]《受け取ることができる意から》 1 物事をある意味に解釈できる。「顔つきから、承知したと—・れた」 2 (多く打消しの語を伴う)合点がいく。納得できる。「そんな回答では、とても—・れない」
うけ‐ば・る【受け張る】
[動ラ四] 1 他人に遠慮せずに行動する。おおっぴらに振る舞う。「(藤壺ハ)人もえおとしめ聞こえ給はねば、—・りてあかぬことなし」〈源・桐壺〉 2 我が物顔に振る舞う。でしゃばる。「柳の葉を百(...
うさん‐らし・い【胡散らしい】
[形][文]うさんら・し[シク]うさんくさい。怪しげである。「素戔嗚(すさのお)は岩角に佇んだまま、—・く相手の顔を見やった」〈芥川・老いたる素戔嗚尊〉
牛(うし)に対(たい)して琴(こと)を弾(だん)ず
《中国、魯(ろ)の公明儀が牛の前で琴を弾じ、名曲を聞かせたが、牛は知らぬ顔で草を食っていたという「祖庭事苑」にある故事から》志の低い者や愚かな者に高尚な道理を説いてもわからないことのたとえ。牛に...
うしのとき‐まいり【丑の時参り】
丑の時(今の午前2時ごろ)に、神社に参り、境内の樹木に憎い人物に擬したわら人形を釘で打ちつけ、相手の死を祈る呪(のろ)い事。白衣で、頭上の鉄輪(かなわ)にろうそくをともし、胸には鏡を下げ、顔やか...
後(うし)ろ弁天(べんてん)前(まえ)般若(はんにゃ)
後ろ姿は美しいが、顔はそうでないこと。後ろ弁天前不動。
うしろ・みる【後ろ見る】
[動マ上一]世話をする。面倒をみる。後見(こうけん)をする。「物知り顔に教へやうなる事言ひ—・みたる、いとにくし」〈枕・二八〉
うす‐いも【薄痘痕】
「うすあばた」に同じ。「—のある蒼(あお)い顔を蹙(しか)めながら」〈露伴・五重塔〉
薄紙(うすがみ)を剝(は)ぐよう
悪い状態、特に病気が少しずつよくなっていくようす。「—に顔色がよくなる」