もの‐ごり【物懲り】
物事にこりること。こりごりすること。「危ふかりし—に、いかにせむとおぼしわづらへど」〈源・夕顔〉
ものしり‐がお【物知り顔】
[名・形動]いかにも物事を知っているような顔つき。また、そのさま。「—に語って聞かせる」
もの‐すご・い【物凄い】
[形][文]ものすご・し[ク] 1 ひじょうに気味が悪い。なんとも恐ろしい。「怒った顔が—・い」「断崖絶壁の続く—・い所」 2 並の程度をはるかに超えている。はなはだしい。「人出が—・い」「—・...
もの‐すさまじ・い【物凄じい】
[形][文]ものすさま・じ[シク]《「ものすさましい」とも》 1 なんともいえず激しい。「—・い地鳴り」 2 非常に恐ろしい。見る人をぞっとさせる。「—・い顔つきの鬼女」 3 なんとなく興ざめが...
もの‐づつみ【物慎み】
遠慮すること。控え目にすること。「世の人に似ず、—をし給ひて」〈源・夕顔〉
もの‐ほし・い【物欲しい】
[形][文]ものほ・し[シク]なんとなくほしい。何かほしい。「—・い顔つきをする」 [派生]ものほしげ[形動]ものほしさ[名]
も‐また【も又】
[副]もうすでに。もはや。「弁慶呆れて御顔をながめ、—やめさせ給へといふ」〈浄・凱陣八島〉
紅葉(もみじ)を散(ち)ら・す
恥ずかしさや怒りなどで顔を赤らめる。「顔に—・し畳を扣(たた)いて怒鳴り立つれば」〈鉄腸・花間鶯〉
ももんがあ
1 モモンガのこと。 2 頭から着物をかぶり、ひじを張って、モモンガのようなかっこうをして、子供などをおどすたわむれ。また、手の指で目や口を大きく広げた顔を作り、怪物のまねをすること。 3 人を...
もよおし‐がお【催し顔】
[名・形動ナリ]うながすような顔つき。また、そのさま。「草むらの虫の声々—なるも」〈源・桐壺〉