ゆう‐か・く【夕掛く】
[動カ下二]夕方になる。暮れる。「神垣に懸かるとならば朝顔も—・くるまで匂はざらめや」〈詞花・秋〉
ゆうがお【夕顔】
源氏物語第4巻の巻名。また、その女主人公の名。初め頭中将(とうのちゅうじょう)に愛されて玉鬘(たまかずら)をもうけるが、のち光源氏の寵を受け、ある夜、物の怪(け)に襲われて急死する。 謡曲。...
ゆうき‐がんりょう【有機顔料】
有機化合物からなる色素を主体とする顔料。色素そのものが水に不溶であるフタロシアニン、金属とのキレート化合物をつくって不溶となるレーキ顔料などがある。
ゆう‐しょく【憂色】
心を痛めている顔つき・ようす。「—を浮かべる」「—を隠せない」
ゆえ【故】
1 事の起こるわけ。理由。原因。「—あって母方の姓を継ぐ」「—のないいらだち」「—ありげな顔」 2 りっぱな経歴。由緒(ゆいしょ)。来歴。「—ある家の出」 3 趣。風情。「前栽などもをかしく—を...
ゆえ‐づ・く【故付く】
[動カ四]由緒がありそうである。子細ありげである。風情がある。「あてはかに—・きたれば」〈源・夕顔〉 [動カ下二]子細ありげに振る舞う。趣をつけそえる。「おのづから一つ—・けて、し出づること...
ゆ‐かん【湯灌】
[名](スル)仏葬で、死体を棺に納める前に湯水でぬぐい清めること。湯洗い。 [補説]使用する湯は逆さ水(水に熱湯を注いで適温にしたもの)を用いる。現在ではアルコールでふき清めたり、洗髪や顔周辺を...
ゆがみ‐づら【歪み面】
ゆがんだ顔。しかめつら。
ゆが・む【歪む】
[動マ五(四)] 1 物の形が、ねじれたりたわんだりして正しくなくなる。ひずむ。「障子が—・む」「痛みに顔が—・む」 2 心や行いなどが正しくなくなる。「—・んだ根性」 3 言葉がなまる。「声...
ゆき‐まろばし【雪転ばし】
「雪転がし」に同じ。「わらはべおろして—せさせ給ふ」〈源・朝顔〉