がん‐かけ【願掛(け)】
[名](スル)神仏に願い祈ること。願望を実現させるために、神仏に誓いを立てること。百度参り・水ごり・断ち物などを同時に行うことが多い。「酒を断って—する」
がん‐ぎょう【願行】
仏語。誓願と修行。誓いを立て、それに応じた修行に努めること。
がん‐しゅ【願主】
《「がんじゅ」とも》神仏に願をかける当人。ねがいぬし。
がん‐しゅ【願酒】
神仏に願をかけて酒をやめること。「酒は翌(あした)っから—だ」〈滑・浮世床・初〉
がん‐しょ【願所】
1 祈願する神仏の霊所。 2 「御願寺(ごがんじ)」に同じ。「天下無双の—、五十四ヶ所ぞと云ふ事あり」〈義経記・三〉
がん‐しょ【願書】
1 許可を得るために差し出す書類。ねがいしょ。「入学—」 2 神仏に対する願いを記した文書。願文(がんもん)。
がん‐じょう【願状】
1 神仏に対する願意を書いた文書。願書。願文。 2 政府などに願いを書いて出す文書。
がん・す
[動サ特活]《「ござんす」「ごあんす」の音変化》「ございます」の俗な言い方。「お願いで—・すから、命だけは助けて下さい」〈円朝・塩原多助一代記〉
がん‐せん【願箋】
刑事施設の被収容者が、面会・物品の購入・医療受診など各種の願い出をする際に、その内容を書いて提出する書面。
がんせん‐じ【岩船寺】
京都府木津川市加茂町岩船にある真言律宗の寺。山号は高雄山。天平元年(729)聖武天皇の勅願によって行基が建立した阿弥陀堂に始まる。阿弥陀如来座像・三重塔・石室などがある。