えっきょう‐おせん【越境汚染】
ある国で発生した汚染物質が、風や川の流れに乗って国境を越え、風下や下流の国々の環境を汚染すること。
かざ‐かみ【風上】
風が吹いてくる方向。かざうえ。⇔風下(かざしも)。
風上(かざかみ)に置(お)け◦ない
《風上に悪臭を発するものがあれば風下では臭くて困るところから》性質や行動の卑劣な者をののしっていう言葉。仲間としてはとうてい扱えぬほど卑劣だ。「医者の—◦ないやつ」
かざ‐はな【風花】
《「かざばな」とも》 1 晴天に、花びらが舞うようにちらつく雪。山岳地帯の雪が上層気流に乗って風下側に落ちてくるもの。《季 冬》「山国の—さへも荒けなく/虚子」 2 初冬のころの晴れた日、風が吹...
風(かぜ)に順(したが)いて呼(よ)ぶ
《「荀子」勧学から》風上から風下に向かって呼べば声がよく届くように、勢いに乗じて事を行えば成功しやすいというたとえ。
かなとこ‐けんうん【鉄床巻雲】
かなとこ雲の雲頂にみられる、風下側に羽毛状に延びた上層雲。
か‐ふう【下風】
1 「風下(かざしも)」に同じ。 2 他の支配を受ける低い地位。「人の—に立つを潔しとしない」
サスツルギ【sastrugi】
《(ロシア)zastruga/застругаより》強風によって雪原の表面が削られ、風向きに沿って形成される浮き彫り模様。風上側は急傾斜になり、風下側になだらかに延びる。稜線の高さは十数センチメ...
さんがく‐は【山岳波】
山を越えた気流が風下でつくる波動。重力を復元力とし、上下にうねる。この山岳波に伴い、山頂や山脈の風下側に雲が等間隔に並ぶことがある。風下波。
した‐て【下手】
《「したで」とも》 1 位置・方向が下のほう。特に、風下・川下などをいう。しもて。⇔上手(うわて)。 2 相手より地位や能力が下であること。また、その地位など。 3 へりくだること。⇔上手(うわ...