た・く【焚く】
[動カ五(四)] 1 燃料を燃やす。また、火にくべて燃やす。「石炭を—・く」「落ち葉を—・く」 2 火を燃やして湯をわかす。「風呂を—・く」 3 (「炷く」「薫く」とも書く)火をつけて香をくゆら...
たた・む【畳む】
[動マ五(四)] 1 広げてある物を折り返して重ねる。折って小さくまとめる。「布団を—・む」「ハンカチを—・む」 2 広げたものを折るようにして閉じたり、すぼめたりする。「扇を—・む」「傘を—・...
たち‐くらみ【立(ち)暗み/立ち眩み】
[名](スル)《「たちぐらみ」とも》立ち上がるときに、または立っているときに急にめまいがすること。また、そのめまい。「風呂あがりに—する」
たち‐は【立ち端/起ち端】
1 立つべき機会。また、立ち去るしおどき。「殊のほかの大酒にて、—を忘れて候」〈伽・猿源氏〉 2 立つべき場所。「下駄が重なり合って足の—がねえだ」〈滑・浮世風呂・三〉
たな‐がえ【店替へ】
借家を替えること。転居。「孟子のおふくろさまは、三たび—をさしったとある」〈滑・浮世風呂・四〉
たにん‐やど【他人宿】
奉公人の勤め口の世話をし、また、仮親となって身元保証をしてやる家。人宿(ひとやど)。「—に雑用(ざふよう)を払って」〈滑・浮世風呂・三〉
たろ‐しろ【太郎四郎】
人形浄瑠璃社会で、しろうと、または、ばか者・たわけ者のこと。たろうしろう。「むごく—にされるわい」〈滑・浮世風呂・三〉
たん‐ぜん【丹前】
1 防寒のための部屋着の一種。厚く綿を入れた広袖(ひろそで)の着物。丹前風呂に通う客の風俗からこの名が出た。京坂に起こり、江戸の「どてら」に似る。《季 冬》 2 丹前風呂に通う町奴などの風俗。丹...
たんぜん‐すがた【丹前姿】
江戸初期に流行した旗本奴・町奴などの風俗。丹前風呂の湯女(ゆな)の勝山(かつやま)の姿に起こったものという。丹前風。勝山風。
たんぜん‐ぶし【丹前節】
江戸前期、承応〜寛文(1652〜1673)のころ、江戸の遊里で流行した歌謡。丹前風呂の湯女(ゆな)吉野が始めたものという。