てん‐でん
《「手に手に」または「手手」の音変化か》 1 各自。めいめい。「—が好き勝手にやっている」 2 その人自身。自分。「おれがことを古狸(ふるだのき)だといふけれど、—は狼(おほかめ)だあ」〈滑・浮...
でば‐かめ【出歯亀】
《明治41年(1908)風呂帰りの女性を殺害した女湯のぞきの常習者、池田亀太郎という出っ歯の男のあだ名から。「でばがめ」とも》のぞきをする男。また、痴漢。変質者。
でん‐ぽう【伝法】
《「でんぼう」とも》 [名・形動]《3が原義》 1 粗暴で無法な振る舞いをすること。また、その人や、そのさま。「—な男」 2 勇み肌であること。また、その人や、そのさま。多く、女性にいう。「意...
とくしゅ‐よくじょう【特殊浴場】
⇒ソープランド [補説]いわゆる銭湯など、条例で入浴料金の上限が定められている公衆浴場を一般公衆浴場と呼ぶのに対して、スーパー銭湯・健康ランド・サウナ風呂・スポーツジムに併設された浴場などを特殊...
とぐ・る
[動ラ四] 1 言葉をまげて言う。隠語を使う。「たろく(=湯ノコト)と—・る男あれば」〈滑・浮世風呂・前〉 2 拷問する。「こいつを—・ったら、長門之介や伝七が有り家知れぬといふ事はあるまい」〈...
ところに
[接助] 1 逆接の意を表す。…けれども。「身に逢うたらば、悦ばう—、かへって手向ひするは何事ぞ」〈伎・なぐさみ曽我〉 2 順接の意や単純な接続を表す。「イソポ風呂ニ行ッテミル—、ソノ風呂屋ノ前...
と‐し‐た‐こと‐が【とした事が】
[連語] 1 (人を表す語に付いて)言動・状態が予想に反して似つかわしくない意を表す。…ともあろうものが。「私—、おとなげないまねをしたものだ」 2 その状態の程度のはなはだしいことを驚いたりあ...
とし‐やみ【年病み】
老年からくる病気。老衰病。老病。「なにもう—だらうはな。目は悪しの、足腰は不自由なりの」〈滑・浮世風呂・二〉
年寄(としよ)りには新湯(あらゆ)は毒(どく)
一番風呂は刺激が強くて、老人の体にはよくない。
と・す【吐す】
[動サ四]はく。もどす。「物を食して—・すものを膈(かく)といふは」〈滑・浮世風呂・前〉