おお‐ふう【大風】
[名・形動] 1 おごり高ぶって、人を見下すような態度をとること。また、そのさま。横柄(おうへい)。「—に鼻音で答えると、急に言葉使いまでがぞんざいになって」〈里見弴・多情仏心〉 2 気が大きく...
おお‐ぶかし【大蒸かし】
《「おおふかし」とも》サツマイモのふかしたもの。ふかしいも。「大福餅や—をむしゃりむしゃり」〈滑・浮世風呂・三〉
おけ‐ぶせ【桶伏せ】
江戸吉原で、遊興費の払えない客に対する私刑。小さな窓を開けた風呂桶をかぶせて路傍にさらした。
おけ‐ぶろ【桶風呂】
大きな桶に焚(た)き口をつけた風呂。
おし‐あい【押(し)合い】
1 互いに押すこと。 2 相場に変動がないこと。 3 言い合い。「値の—して」〈滑・浮世風呂・四〉
お‐じぎ【御辞儀】
[名](スル)《「辞儀」の美化語》 1 頭を下げて礼をすること。頭を下げてするあいさつ。「深々と—する」 2 辞退。遠慮。「膳(ぜん)をすゑるものを—は無躾(ぶしつけ)だのと」〈滑・浮世風呂・二...
お‐せせ
《「おせわ(世話)」の変化という》よけいな世話を焼くこと。おせっかい。「きつい—だの」〈滑・浮世風呂・三〉
お‐たの【御楽】
《江戸の女性語》「おたのしみ」の略。「へん、—だの。ほんにあきれもしねえ」〈滑・浮世風呂・三〉
おとこ‐ゆ【男湯】
銭湯・温泉などで、男が入るほうの浴室。男風呂。⇔女湯。
おに‐ふうふ【鬼夫婦】
1 残酷で無慈悲な夫婦をののしっていう語。 2 性格が全く違う者どうしの夫婦。「似た者は夫婦といふが、わたしらが夫婦は—」〈滑・浮世風呂・三〉