数寄(すき)を凝(こ)ら・す
建物・道具などに、風流な工夫を隅々までほどこす。「—・した茶室」
すぎうら‐ゆきお【杉浦幸雄】
[1911〜2004]漫画家。東京の生まれ。岡本一平に学んだのち、漫画家としての活動を開始。大人向けのナンセンスな風俗漫画でブームを巻き起こす。代表作「銃後のハナ子さん」「アトミックのおぼん」「...
す・く【好く】
[動カ五(四)] 1 人や物事に心が引きつけられる。魅力を感じる。このむ。「だれからも—・かれる」「かけ事はどうも—・かない」 2 恋愛感情をいだく。「—・いて—・かれて一緒になる」「—・いたど...
すずめ‐おどり【雀踊(り)】
江戸時代の風流(ふりゅう)踊りで、編み笠をかぶり、竹に雀の模様の着物を着て奴(やっこ)姿で踊るもの。歌舞伎にも取り入れられた。
す‐ちょうにん【素町人】
身分の低い町人。また、町人を卑しめていう語。「身分の相違とは士分と—との相違に候」〈露伴・風流魔〉
す‐なお【素直】
[形動][文][ナリ] 1 ありのままで、飾り気のないさま。素朴。「—なる山家(やまが)育ちのたのもしき所見えて」〈露伴・風流仏〉 2 性質・態度などが、穏やかでひねくれていないさま。従順。「—...
すな‐ど・る【漁る】
[動ラ五(四)]魚や貝などをとる。漁(りょう)をする。「薪(たきぎ)伐(こ)るべき林の中、魚—・るべき海の隈(くま)にも」〈露伴・風流魔〉
せい‐かく【清客】
1 世俗を脱した人。風流人。 2 梅の別名。
せいひんのしそう【清貧の思想】
中野孝次によるエッセー。西行・兼好・芭蕉といった風流人たちの生き方を紹介しつつ、シンプルな暮らしを提唱する。日本のバブル経済崩壊後の平成4年(1992)に刊行され、一大ブームとなった。
せい‐ゆう【清遊】
[名](スル) 1 世俗を離れて風流な遊びをすること。また、その遊び。「山野に—する」 2 多く手紙文で、相手を敬ってその遊びや旅行をいう語。「当地へ御—の折にはお立ち寄り下さい」