ぞっ‐きょう【俗境】
1 世俗の人の住む世界。俗世間。 2 風流な趣のない所。俗っぽい土地。
たい‐こ【大賈】
大商人。富裕な商人。豪商。「思い寄らぬ貴賓と—との来遊に会い」〈露伴・風流魔〉
たいこ‐おどり【太鼓踊(り)】
腹に太鼓や羯鼓(かっこ)をつけて打ちながら踊る、風流(ふりゅう)系の民俗芸能。かんこ踊り・臼太鼓(うすだいこ)踊り・風流獅子舞など各地に分布する。
たうえ‐おどり【田植(え)踊(り)】
東北地方で小正月に行われる、田遊びを風流(ふりゅう)化した踊り。地方によってはえんぶり・春田打ちなどともいう。
たが・ねる【綰ねる】
[動ナ下一][文]たが・ぬ[ナ下二]《「たかねる」とも》集めて一つにまとめる。たばねる。つかねる。「赤いハンケチを膝の上で—・ねて見せる」〈虚子・風流懺法〉
たん【胆】
1 肝臓。きも。 2 からだの中で、勇気や度胸の生じるもとと思われているところ。きもったま。「世に骨無き人は多く—有る人は稀なれば」〈露伴・風流魔〉
たんか‐の‐くちびる【丹花の唇】
赤い花のように魅力的な美人の唇。「薄汚なき手拭無遠慮に—を掩いし心無さ」〈露伴・風流仏〉
ちゃ【茶】
[音]チャ(慣) サ(唐) [学習漢字]2年 〈チャ〉 1 木の名。チャ。チャノキ。「茶園」 2 チャの葉を飲料用に加工したもの。また、その飲料。「茶器・茶碗/紅茶・新茶・製茶・煎茶(せんちゃ...
ちゃ‐じん【茶人】
1 茶の湯を好む人。茶道に通じた人。茶道の宗匠。 2 普通の人と違った好みのある人。物好き。風流人。
ちょう‐たいそく【長大息】
[名](スル)長いため息をつくこと。また、そのため息。長嘆息。「—をもらす」「沈思して時に—するのみの」〈露伴・風流魔〉