君子(くんし)の徳(とく)は風(かぜ)
《「論語」顔淵から》風が草をなびかせるように、君子がその徳によって人々をなびかせ教化すること。
くん‐ぷう【薫風】
初夏、新緑の間を吹いてくる快い風。《季 夏》「—やいと大いなる岩一つ／万太郎」
ぐ‐ふう【颶風】
１ 強く激しい風。「砲車雲(もとくも)は拡がる、今にも一大—が吹起りそうに見える」〈二葉亭・浮雲〉 ２ 熱帯低気圧や温帯低気圧に伴う暴風をいう古い気象用語。
けいど‐ふう【傾度風】
気圧傾度による力、地球自転による転向力、等圧線が曲率をもつための遠心力がつりあって吹く風。等圧線に沿って定常的に吹き、北半球では低気圧の場合は左回り、高気圧の場合は右回りになる。
けい‐ふう【勁風】
強く吹く風。強風。「—吹きすさび、砂塵(さじん)飛ぶ」
けい‐ふう【恵風】
１ 万物を成長させる、めぐみの風。春風。 ２ 陰暦2月の異称。 ３ 君主の恩恵が広く行きわたるのを風にたとえた語。
けい‐ふう【軽風】
１ そよかぜ。微風。 ２ 風速毎秒1.6〜3.3メートルで、風力階級2の風。
けずり‐ぼうふう【削り防風】
細く裂いたハマボウフウの葉。刺身のつまなどに用いる。
けちょう‐ふう【化鳥風】
宝永（1704〜1711）ごろ、貞門末流の立羽不角(たちばふかく)らを中心に興った俳諧の流派。榎本其角(えのもときかく)の洒落風(しゃれふう)をさらに進めた卑俗な俳風で、邪道に走るものとして称せ...
けん‐ぷう【見風】
能楽で、観客の目にうつる演技者の風姿・風情。演技の出来栄え。
