ひょうひょう‐こ【飄飄乎】
[ト・タル][文][形動タリ]「飄飄4」に同じ。「—とした、いかにも東洋的な諦めのよさをもった」〈里見弴・今年竹〉
ひょうひょう‐ろうろう【飄飄踉踉】
[ト・タル][文][形動タリ]目的もなくふらふらと歩くさま。「—たる旅の空」
ひょう‐ふう【飄風/飆風】
急に激しく吹く風。つむじかぜ。はやて。「僕は唯—に遇ったように、烈しく強く引きずり廻されているんだ」〈有島・宣言〉
飄風(ひょうふう)は朝(ちょう)を終(お)えず驟雨(しゅうう)は日(ひ)を終(お)えず
《「老子」二三章から》つむじ風が朝の間じゅう吹きつづけることはないし、にわか雨が一日じゅう降りつづけることもない。不自然な出来事は長くは続かないというたとえ。
ひょう‐ゆう【飄遊】
[名](スル)目的もなくあちこち旅して回ること。「—はわが天性である」〈藤村・桜の実の熟する時〉
ひょう‐らく【漂落/飄落】
[名](スル)ただよいさすらうこと。また、落ちぶれること。
ひょう‐れい【飄零】
[名](スル) 1 花びらや葉がひらひらと落ちること。 2 おちぶれること。