サキシトキシン【saxitoxin】
ムラサキイガイなどの貝類に含まれる毒。プランクトンの渦鞭毛藻(うずべんもうそう)が生産・含有し、餌として取り込まれる。貝による食中毒の原因となり、神経を麻痺(まひ)させる。
サルモネラ‐エンテリティデス【(ラテン)Salmonella enteritidis】
サルモネラ属の細菌の一種。腸炎を起こす菌で、8〜48時間の潜伏期後に、発熱・下痢・腹痛を起こし、死亡例もある。食中毒の原因菌の一つで、卵の汚染率が1万個に1個程度ある。
サルモネラ‐きん【サルモネラ菌】
《サルモネラは、(ラテン)Salmonella》一群の腸内細菌の総称。グラム陰性の桿菌(かんきん)で、多数の鞭毛(べんもう)をもつ。腸チフス菌・パラチフス菌や、多くの食中毒を起こす菌がある。
シガテラ【ciguatera】
熱帯や亜熱帯の海域に生息するプランクトンがもつ毒素に汚染された、魚介類による食中毒。渦鞭毛藻類がもつシガトキシンなどの毒素が原因と考えられ、加熱調理でも分解せず、神経障害や胃腸障害を引き起こす。...
しょく‐あたり【食中り】
暴飲暴食したり、有毒物質を含んだ食物などを食べたりして、腹痛・下痢・嘔吐(おうと)などを催すこと。食中毒。
しょくひんえいせいかんし‐いん【食品衛生監視員】
食中毒など食品衛生上の危害を防止するために、食品衛生法に基づいて、営業施設等への立入検査や食品衛生に関する指導を行う、国や地方自治体等行政機関の職員。国の食品衛生監視員は、港湾や空港の検疫所で輸...
しょくひん‐ちゅうどく【食品中毒】
⇒食中毒
セレウス‐きん【セレウス菌】
《Bacillus cereus》バチルス属の細菌の一。グラム陽性の桿菌(かんきん)で、土壌中など自然環境に広く分布するが、食中毒の原因となることもある。
ちょうえん‐ビブリオ【腸炎ビブリオ】
食中毒の原因となる細菌の一種。好塩性の桿菌(かんきん)で、コレラ菌に似る。海産の魚介類などに付着し、それを夏期に生食などして感染する。
ちょうかん‐かんせんしょう【腸管感染症】
細菌やウイルスなどの病原体が口から入り、腸内で増殖し、下痢・嘔吐(おうと)・発熱・腹痛などの急性症状を起こす病気。コレラ・腸チフス・パラチフス・細菌性赤痢など。飲食により引き起こされた場合は食中...