つばい‐もち【椿餅】
《「つばきもち」の音変化》唐菓子の一。餅の粉に甘葛(あまずら)をかけ、丸く固めて椿の葉2枚で包んだもの。つばいもちい。
つばい‐もちい【椿餅】
「つばいもち」に同じ。
つばき‐もち【椿餅】
1 「つばいもち」に同じ。 2 蒸した道明寺糒(ほしい)または上糝粉(じょうしんこ)でこしあんを包み、椿の葉2枚で挟んだ餅菓子。《季 春》「妻在らず盗むに似たる—/波郷」
つるのこ‐もち【鶴の子餅】
蒸したもち米をつき、卵形にした紅白の餅。祝儀用。
とち‐もち【栃餅/橡餅】
あく抜きしたトチノキの実をまぜてついた餅。とちのもち。《季 秋》
とりのこ‐もち【鳥の子餅】
祝儀用の、平たい卵形の紅白の餅。鶴(つる)の子餅。
どよう‐もち【土用餅】
夏の土用につく餅。力がつき、暑気あたりを防ぐという。《季 夏》「—腹で広がる雲の峰/許六」
なまこ‐もち【海鼠餅】
海鼠形に作った餅。薄く切ってかき餅などにする。
なんぶ‐せんべい【南部煎餅】
水溶き小麦粉を焼き固めた煎餅の一。青森県東部から岩手県北部の南部氏旧支配地域の特産。生地に甘味を加え、ごまや落花生を入れて円形に焼いたものが多い。
ぬれ‐せんべい【濡れ煎餅】
焼きたてのせんべいを醤油だれにつけたもの。しっとりと濡れた感じで柔らかく、味は濃い。 [補説]千葉県銚子市にある店の創案で、商品化は昭和38年(1963)という。「ぬれせん」は商標名。