きなこ‐もち【黄な粉餅】
黄な粉をまぶした餅。
きび‐もち【黍餅】
モチキビの実を蒸してついた餅。また、キビの実をもち米にまぜてついた餅。
きり‐もち【切(り)餅】
1 のし餅を長方形に切ったもの。《季 冬》 2 《外形が1に似ているところから》江戸時代、一分銀100枚(25両)を紙に包んで方形にして封印をしたもの。
ぎゅうひ‐もち【求肥餅】
⇒求肥飴
くうや‐もち【空也餅】
半つきの餅を小さくちぎり、つぶしあんをくるんで丸めた和菓子。上野池之端にあった菓子店空也の創製といわれる。
くさ‐もち【草餅】
ゆでたヨモギの葉などをまぜてついた餅。雛祭りに供える。古くはハハコグサを用いた。蓬(よもぎ)餅。くさのもち。くさもちい。《季 春》「—や足もとに著く渡し舟/風生」
くず‐もち【葛餅】
1 葛粉を水で練って煮たあと箱に流し込み、冷やして固めたもの。生麩(なまふ)粉・小麦粉を加えて蒸して作るものもある。三角形に切って糖蜜・きな粉などをつけて食べる。《季 夏》「—や老いたる母の機嫌...
くりのこ‐もち【栗の子餅/栗の粉餅】
栗の粉を混ぜ入れて作る餅。また、栗の粉をまぶした餅。重陽(ちょうよう)の節句に作った。栗粉の餅。《季 秋》
くるみ‐もち【胡桃餅】
1 クルミの実を加えて作った餅。 2 すったクルミの実を砂糖と醤油あるいは酒・塩などで調味し、餅にからめたもの。
ぐそく‐もち【具足餅】
武家で、正月に鎧(よろい)や兜(かぶと)を飾って、その前に供えた鏡餅。正月11日にこれを食べて祝った。鎧餅。《季 新年》