あさ‐がれい【朝餉】
1 天皇の日常の食事。儀式的な大床子(だいしょうじ)の御膳(おもの)に対していう。朝夕2回あった。朝餉の御膳(おもの)。「—の気色ばかり触れさせ給ひて」〈源・桐壺〉 2 「朝餉の間(ま)」の略。
あさ‐げ【朝餉/朝食】
《古くは「あさけ」》朝の食事。あさめし。
かれい【餉】
「かれいい」の音変化。「常知らぬ道の長手をくれくれといかにか行かむ—はなしに」〈万・八八八〉
かれ‐いい【餉/乾飯】
炊いた米を乾燥させたもの。旅行などに携帯した。ほしいい。かれい。「木の蔭に下りゐて、—食ひけり」〈伊勢・九〉
ご‐しょう【午餉】
ひるめし。ひるげ。昼食。
ざっ‐しょう【雑餉】
「雑掌(ざっしょう)6」に同じ。〈文明本節用集〉
ばん‐しょう【晩餉】
夕食。ばんめし。
ひる‐がれい【昼餉】
昼食。ひるめし。ひるげ。「—の櫃(ひつ)を荷ひ」〈浄・出世景清〉
ひる‐げ【昼餉/昼食】
《「ひるけ」とも。「け」は食事の意》ひるめし。ちゅうしょく。
ぶっ‐しょう【仏餉/仏聖】
仏に供える米飯。仏飯(ぶっぱん)。仏供(ぶっく)。