こう‐とう【香頭/鴨頭】
吸い物に入れるユズの皮などの薬味。こうと。 [補説]「鴨頭」は「鴨(アフ)」を「カフ」と誤読した当て字。
こう‐どう【香道】
香木をたいて、香りを賞翫する芸道。香合わせ・薫物(たきもの)合わせなどがある。香。
こう‐どうぐ【香道具】
聞き香で用いる道具。香炉・香盆などのほかに、七つ道具と称して香箸(こうばし)・火箸(こじ)・香匙(こうすくい)・銀葉挟(ぎんようばさみ)・鶯(うぐいす)・羽箒(はぼうき)・灰押さえがある。香具。
こうなん【香南】
高知県東部にある市。温暖な気候を利用した野菜栽培や白子(しらす)などの漁業が盛ん。平成18年(2006)3月に赤岡町・香我美(かがみ)町・野市町・夜須町・吉川村が合併して成立。人口3.4万(20...
こうなん‐し【香南市】
⇒香南
こう‐のう【香嚢】
1 金属製の球で、中に香を入れ、ひもに鉤(かぎ)をつけて室内・牛車(ぎっしゃ)などにつるすもの。こうぶくろ。 2 香を入れる袋。金襴(きんらん)で作り、懐に入れた。においぶくろ。こうぶくろ。
こう‐の‐ず【香の図】
1 源氏香の図。5本の線をもとに、組香(くみこう)の違いを示したもの。 2 床の落とし懸けや上段の框(かまち)を柱に取り付ける際の横木の切り口の形。凹形をしている。 3 1をかたどった紋所。また...
こう‐の‐もの【香の物】
野菜を塩・ぬか・味噌・酒かすなどに漬けたもの。漬物。おこうこ。
こう‐ばこ【香箱】
香を入れる箱。香合(こうごう)。
香箱(こうばこ)を作(つく)・る
《香箱の形に似ているところから》猫が背を丸くしてうずくまる。人が背を丸くしてすわっているさまにもいう。「三毛猫が一匹静かに—・っていた」〈芥川・お富の貞操〉