こう‐じ【香餌】
味やにおいのよいえさ。多く、人を誘い寄せるようなうまい話などにいう。好餌。
香餌(こうじ)の下(もと)必(かなら)ず死魚(しぎょ)あり
《「三略」から》よい匂いの餌の下には必ず死んだ魚がかかっているように、利益の影には必ず危険がある。利益に誘われて身を滅ぼすことのたとえ。
こうじゅ‐さん【香薷散】
ナギナタコウジュの茎・葉を干して作った暑気払いや解毒などの粉薬。《季 夏》「—犬がねぶって雲の峰/其角」
こう‐じょく【香卓】
《「こうしょく」とも》香炉を床(とこ)の間に飾り、空薫(そらだ)きする場合にのせる台。
こう‐すい【香水】
1 《「こうずい」とも》香りのよい水。 2 化粧品の一。種々の香料をアルコール類に溶かした液体。からだや衣類などにつける。《季 夏》「—の香のそこはかとなき嘆き/万太郎」
こうすい‐がみ【香水紙】
「紙香水(かみこうすい)」に同じ。
こう‐すくい【香匙】
香をすくうためのさじ。きょうじ。
こう‐ずい【香水】
仏具・道場・身体などを清めるために注ぎかける、諸種の香をまぜた水。また、仏前に供える水。閼伽(あか)。
こう‐せん【香煎】
1 麦焦がしの別名。 2 焦がしに紫蘇(しそ)と山椒(さんしょう)の実、陳皮(ちんぴ)などの粉末を加えたもの。湯を注いで飲む。 3 茶会の待合や祝儀の席でお茶代わりにする、紫蘇や山椒の実、陳皮の...
こう‐せん【香饌】
「施物(せもつ)」に同じ。