うめ‐が‐か【梅が香】
1 梅の花のかおり。《季 春》「—にのっと日の出る山路かな/芭蕉」 2 練り香(こう)の名。 3 「梅が枝田麩(でんぶ)」に同じ。
うるか【鱁鮧/潤香】
鮎(あゆ)のはらわたや卵を塩漬けにした食品。酒の肴として珍重。あゆうるか。《季 秋》
うん‐こう【香】
植物ヘンルーダの別名。
えい‐こう【裛衣香/裛被香】
装束にたきしめる香。また、その材料。栴檀(せんだん)の葉や樹皮から作るという。えび。えい。えいのか。「—の香の紛(まが)へるいと艶なり」〈源・初音〉
お‐こう【御香】
「香1」の美化語。
お‐こうこう【御香香】
「香香」の丁寧な言い方。漬物。香のもの。おこうこ。
お‐しんこ【御新香】
「新香(しんこ)」の美化語。
お‐たからこう【雄宝香】
キク科の多年草。深山の湿った場所に生え、高さ約1メートル。茎は直立し、葉は大きく、心臓状卵形で縁に鋭いぎざぎざがある。夏から秋、黄色い花を総状につける。
か【香】
1 かおり。におい。現代では、良いにおいをさすことが多い。「磯の—」「湯の—漂う温泉街」 2 美しい色つや。光沢。「榊葉(さかきば)の—をかうばしみ」〈宇津保・嵯峨院〉
かい‐こう【戒香】
持戒の人の徳が四方に影響することを、芳香の遠くまで香ることにたとえていう語。「忍辱(にんにく)の衣を著(き)つれば、—匂ひにしみ薫(かほ)りて」〈栄花・玉の台〉