うま‐ば【馬場】
1 乗馬の練習や競(くら)べ馬をする場所。ばば。 2 よい馬の産地。
うまば‐どの【馬場殿】
騎射(うまゆみ)や競(くら)べ馬を見るために、馬場の中央に設けられた殿舎。宮中では武徳殿をいう。うまばのおとど。
うまば‐の‐おとど【馬場殿】
「うまばどの」に同じ。
うまば‐や【馬場屋】
騎射(うまゆみ)や競(くら)べ馬などを見るために、馬場の中央に設けられた建物。
ば‐ば【馬場】
乗馬の練習や馬術競技、また競馬をする場所。
ばば【馬場】
姓氏の一。 [補説]「馬場」姓の人物馬場金埒(ばばきんらち)馬場孤蝶(ばばこちょう)馬場佐十郎(ばばさじゅうろう)馬場辰猪(ばばたつい)馬場恒吾(ばばつねご)馬場(ばば)のぼる馬場文耕(ばばぶんこう)
ばば‐さき【馬場先】
「馬場末(ばばすえ)」に同じ。「—の人を払はせられい」〈虎寛狂・千鳥〉
ばばさき‐もん【馬場先門】
江戸城内郭門の一。日比谷門と和田倉門との間にあって、古くは不開門(あかずのもん)とよばれた。日露戦争後、堀を埋め、門を撤去。
ばば‐すえ【馬場末】
《「ばばずえ」とも》馬場で馬を乗りとめる所。馬場先。→馬場本(ばばもと)「敦景追ひて取り組みて、—まで通りにけり」〈著聞集・一〇〉
ばば‐どの【馬場殿】
「うまばどの」に同じ。「これを捕り奉り、則ち—に押し籠め奉る」〈太平記・一二〉