ひき‐うま【引(き)馬】
1 大名・貴人などの行列で、鞍覆(くらおおい)をかけ、飾りたてて連れ歩く馬。 2 遊郭などで、客が遊興費を払えず、取り立てにつけられた人を伴って行くこと。「付け馬」を客の側からいう語。
ひだり‐うま【左馬】
「馬」の字を左右反転させたもの。縁起のよい図柄とされる。 [補説]馬は左側から乗ると倒れないとされるため、また「うま」を逆さに読んだ「まう(舞う)」が祝い事を連想させるためなど、由来には諸説がある。
ひつ‐ば【匹馬】
1匹の馬。また、馬。馬匹(ばひつ)。
ひとくい‐うま【人食ひ馬】
人に食いつくくせのある馬。転じて、その馬のような乱暴者。「乗らず乗らせぬ—、あひ口挨拶没義道(もぎだう)なり」〈浄・大塔宮〉
ひ‐ば【肥馬】
肥え太っている馬。
ひ‐ば【飛馬】
飛ぶように速く走る馬。駿馬(しゅんめ)。
ひん‐ば【牝馬】
めすのうま。めすうま。⇔牡馬(ぼば)。
ふ‐しゅつば【不出馬】
選挙に立候補しないこと。出馬しないこと。「衆院選への—を表明する」
ふ‐ば【駙馬】
1 中国で、天子の乗輿(じょうよ)に添える予備の馬。 2 《魏(ぎ)・晋(しん)以後、皇女の婿は駙馬都尉(ふばとい)の官に任ぜられたところから》貴人の娘婿。「軈(やが)て—と羨ましがらるる人なる...
へい‐ば【兵馬】
兵士と軍馬。転じて、軍備・軍隊。また、戦争。