あり‐つ・く【有り付く】
[動カ五(四)] 1 求めていたものをやっとの思いで手に入れる。 ㋐お金や食物などが手に入る。「小遣い銭に—・く」「思いがけないご馳走に—・く」 ㋑働き口が見つかる。「割のいい仕事に—・く」 ...
いし‐ぶろ【石風呂】
1 石でつくった浴槽。 2 岩屋・石室の蒸し風呂。石を焼いて水を注ぎ、その湯気を浴びる。「百姓ども御馳走に—をたき」〈咄・きのふはけふ・上〉
かいどう‐ゆづけ【街道湯漬(け)】
1 近世、街道筋で旅人に出した簡単な湯漬け。街道茶漬け。 2 通り一遍の形ばかりの御馳走。また、形式的で誠意のないこと。「—の義理一っぺんの御馳走は」〈洒・南閨雑話〉
かかはゆ・し
[形ク]《「かがはゆし」とも》 1 まぶしい。「迎ひ火の馳走過ぎて—・しと思へるにや」〈鶉衣・幽霊説〉 2 おもはゆい。てれくさい。また、はれがましい。「—・き場に指(さ)し出でたる事、越度(を...
きょう‐れい【饗礼】
客を招待して饗応する礼式。あるじ。あるじもうけ。馳走(ちそう)。
ぎり‐ば・る【義理張る】
[動ラ五(四)] 1 どこまでも義理を立て通す。「生(な)さない中だからと—・って、小夜の為ばかしを言っちゃ」〈二葉亭・其面影〉 2 贈答・馳走などを度をこえてする。「らっちもない所へ—・って、...
くい‐あま・す【食(い)余す】
[動サ五(四)]食べつくさないで残す。食い残す。「ご馳走(ちそう)が多くて—・す」
くい‐あら・す【食(い)荒らす】
[動サ五(四)] 1 あれこれ乱暴に食べて損害を与える。「作物を野ネズミに—・される」 2 あれこれ箸(はし)をつけて食い散らす。「ご馳走(ちそう)を—・す」 3 他の勢力範囲を侵して害を与える...
こと‐まつり【事祭(り)】
関西・中国地方で行われる春の民間の祭り。3、4月ごろに行う。餅をついて各家でご馳走を食べ、軒に箸(はし)のすだれをつるしたりする。事追い祭り。十日坊。春事(はるごと)。《季 春》
ご【御】
[名] 1 《「御前(ごぜん)」の略か》貴婦人に付ける敬称。格助詞「の」を介して、呼び名に付ける。「伊勢の—もかくこそありけめと」〈源・総角〉 2 (「御達(ごたち)」の形で)婦人や上級の女房...