かけ‐ごくら【駆けごくら/駈けごくら】
かけくらべ。「飛びごくら—」〈浄・今国性爺〉
かけずり‐まわ・る【駆けずり回る/駈けずり回る】
[動ラ五(四)]あちこち駆け回る。また、ある目的を達成するため、方々へ行って尽力する。奔走する。「資金集めに—・る」
かけ‐ず・る【駆けづる/駈けづる】
[動ラ四]駆け回る。走り回る。「今朝より此の部屋のあたりを—・り侍れど」〈落窪・一〉
かけ‐だし【駆(け)出し/駈け出し】
《山伏が修行を終えて山を下りることの意の「駆け出(で)」から。修行を終えたばかりの意》その物事を始めたばかりで未熟なこと。また、その人。新米(しんまい)。「—の記者」
かけだし‐もの【駆(け)出し者】
1 未熟な者。初心者。 2 田舎から都会へ出てきた者。〈和英語林集成〉
かけ‐だ・す【駆(け)出す/駈け出す】
[動サ五(四)] 1 駆けはじめる。また、駆ける。「馬が急に—・す」 2 外へ駆けて出る。「悲鳴を聞いて通りへ—・す」 3 ある所から逃げて出る。出奔する。「自分の家を—・すのかい」〈紅葉・多情多恨〉
かけっ‐くら【駆けっ競/駈けっ競】
「駆け競(くら)べ」に同じ。「人力車と—をして」〈鏡花・義血侠血〉
かけっ‐こ【駆けっこ/駈けっこ】
[名](スル)「駆け競(くら)べ」に同じ。
かけ‐つけ【駆(け)付け/駈け付け】
急いで目的地に行くこと。また、来ること。
かけつけ‐けいご【駆(け)付け警護】
国連平和維持活動(PKO)に従事している自衛隊が、他国軍や国際機関職員が攻撃を受けている現場に駆け付け、武器を使用して救助すること。